美容室のサロン開業では、必要な資金の中で、自己資金以外に関しては、銀行や政府系金融機関等から借り入れることになるでしょう。しかし、この際に、自己資産がいくら用意できるかは重要になるポイントです。それは、自己資金の割合が高ければ高いだけ、優良な融資先と言え、返済が滞りなく行われる可能性は高いと判断されるからです。銀行等では、自己資金の出所をチェックするでしょう。一次的に友人等から借り入れをしたり、タンス貯金をしておいたお金等は出所不明の資金とし、自己資金割合に算入してもらえないことがあると言えます。
開業資金の内訳としては、テナントに掛かる費用が挙げられます。入居の際には、敷金や礼金や前払い賃料等が必要です。一般住宅を借りる場合よりも多額の初期費用が必要なので十分に準備をしましょう。そして、内装工事費が掛かります。これは居抜き物件ならば不要なことがありますが、オリジナルのロゴマークや店舗名を付けたりと、ある程度内装工事は必要でしょう。それから、設備費が要ります。居抜き物件で前のテナントが残した設備を使える場合でないなら、このようなお店特有のシャンプー台などが必要です。そのためには多額の費用が掛かってくると言えます。