美容院経営で大事なこと

美容院の経営において大事にするべき2つのこと

店舗に所属する美容師として仕事をしている方の中には、いずれ独立して自らの店舗を持ちたいと考える方も少なくありません。しかしながら、自らの店舗を開業する場合は、単に美容師としての腕を磨くだけではいけません。

フリーの美容師として独立し、自らの店舗を持つのであれば、美容師としての腕以上に、店舗を経営する力が必要になります。どれだけ腕の良い美容師がいたとしても、経営が成り立たなければ店舗の運営を維持できません。

美容院に限らず店舗や企業を経営するならば、利益を出すための努力は欠かせません。どれだけ経費を抑えようとも利益が出なければ経営は成り立ちません。同様に、どれだけ 売上があっても経費が嵩めば赤字になってしまいます。せっかく店舗を経営するのですから、多くの利益を出して軌道に乗せたいものですよね。

では、美容院を経営するにあたって特に大事にするべき2つのことを1つずつ見てみましょう。

【1.新規顧客の獲得】

売上を向上させるためには、何よりお客様に来店してもらい、サービスを利用してもらわなければなりません。そして、お客様に関して、一度の来店で終わるのではなく、その後も継続的にリピーターとしてサービスを利用してもらえることが望ましいです。

新規のお客様を獲得するための施策であれば、新聞の折込チラシやダイレクトメールなどを利用して、近隣の方に向けて店舗の宣伝をします。近年はインターネットを利用した情報収集が増えていることから、ホームページを開設することや、ポータルサイトに店舗の情報を掲載すること、予約を可能にすることなども勧められます。初回限定の割引や特典があれば、一度だけでも来店してもらえる可能性が高くなります。

そこからリピーターとなってもらうためには、上質なサービスを提供する他にも、お客様のニーズに応えるようなサービスや、継続して利用することでお得感が得られるシステムなどを導入することが大切です。例えば、インターネット上で簡単に予約をできるようにしたり、ポイントカードの導入でサービス料金に割引が適用されると、リピーターとして継続的に利用してもらいやすいでしょう。

お客様にとって利用しやすく、サービスの質に合っている料金設定であるかも定期的に確認しましょう。

【2.経費の削減】

美容院の経費削減

店舗の経営にかかる経費は多岐に渡ります。特に、人件費は経費の中でも大きな割合を占めます。雇用した美容師が、何もせずに過ごす時間を極力減らすためにも、お客様を増やすことは重要です。どうしても空き時間ができるようであれば、その間に店内の清掃や道具のメンテナンスをさせるなどの工夫が必要です。

光熱費も経費の一部です。水や電気の使い方を見直し、雇用する美容師にも無駄遣いを減らすように指導しましょう。必要な場合は電気会社などの契約先を変更することも考えます。

また、美容師の商売道具である美容シザーも、年数が経過すると買い替えが必要になります。長く使用する重要な道具とはいえ、高額であるものに変わりないため、提供するサービスの質に合わせたランクのシザーを購入しましょう。その際は、まだ使用はできるものの、お客様の髪をカットできる状態にないシザーがあれば、こちらの人気ブランドシザー専門の買取店などに持ち込めば、売却の際に得た収入を新しいシザーの購入にあてられます。

開業が多いものの、廃業・閉店している店舗も多い美容院経営。成功させるためには、売上の向上と経費の削減だけではなく、いずれは経営についての知識をさらに増やしていくことが望ましいです。

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